ネイリストのお仕事内容を細かく紹介します!
ネイリストを目指そうと思ってるみなさん、ネイリストはお客様にネイル技術を提供するだけではないんです!
実は体育会系の会社も多いネイリスト。
日々どのようなお仕事をしているのか詳しくご紹介したいと思います。

施術だけじゃない!仕事内容
集中力が必要なネイル施術
メインのお仕事ですね。お客様の多いサロンでは1日当たり10人以上の施術をします。平均すると4~6人くらいでしょうか。
休憩が十分にとれないこともある中、同じ姿勢で施術を続けるのは集中力と体力がいります。
夏はフットの施術も増え、サロンは常に満席状態! 技術に集中しながらもお店を回す意識も持たないといけません。
接客・ヒアリングも大事!
ただデザインをするだけではなく、会話をしながらお客様のご要望をヒアリングし、お客様が表現しきれないところまで拾う力が求められます。雰囲気やメイク、ファッションなどからも希望のカラーやアートのニュアンスを感じ取れるように感性を磨かなくてはいけません。
そして、感じ取った希望を実際にネイルに施せる技術が必要です。
接客力も技術力も、日々追い求めていかなくてはならないお仕事です。
掃除・整理整頓はすみずみまで!
お客様をお迎えするための準備として欠かせないお仕事です。サロンオープン前にフロアの掃除、テーブルや棚に毎日たまるダストの除去、お客様用の椅子をぴったりそろえ、ひざかけもセッティング。
施術に使うライトの配線が乱れていないか、道具はキレイに整理されているかなど、細かいところまで確認します。
受付には新規カルテやメンバーズカード、必要な筆記用具など準備しておきます。
オープンクローズ作業時だけではなく、少しでも空いた時に目につくところをキレイにしていく意識がとても大切です。
お客様は細かいところまで良く見ていますからね。清潔感は欠かせません。
スキあらば補充
コットンや、ペーパー、アルミなど、必要な大きさに切りそろえて準備しておきます。オフ剤や消毒液も減っていたら補充します。
予約が入っていない時間や早く施術が終わった時など、スキを見て用意します。
予約確認・カルテ管理でトラブル防止
その日に来店されるお客様の予約内容を確認したり、カルテをチェックしたりします。予約の重複や、対応できない内容での予約を事前に見つけられればトラブルを防げます。
施術後はカラーやデザインなどをカルテに書きこみ、お直しが発生したときに解かるようにしておきます。
話した内容などカルテに記載しておけば、「その後どうなりましたか?」などと話が弾むことも。
ちょっとした努力が指名に繋がります。
頭を使う!?デザインチップ制作
季節やトレンドに合わせたデザインを考えて作っていくのも大事なお仕事です。ただ作りたいものを作ればいいのではなく、時間とコストを考えながら作ります。
どのスタッフが作っても同じように仕上がらないといけないので難易度も考えなくてはいけません。
接客の合間や営業前後に制作をします。
雑誌の掲載依頼や毎月ノルマがある場合は、四六時中デザインのことが頭から離れず苦労することもあります。
新人のうちは作っても採用されないことも多いですが、上司や先輩にフィードバックしてもらうことでチップ制作に対する知識や腕が上がっていきます。
朝礼やミーティング
朝礼があるサロンでは毎日、無いサロンでは必要に応じてミーティングを行い、サロンワークでの変更事項の確認や、改善点の洗い出しなどを話し合います。他にもクレーム対応の共有など、お客様をお迎えするうえで欠かせない内容ですので気を引き締めて臨みます。
撮影

制作したチップをより魅力的に撮影をします。本部で行うところもありますが、スタッフで撮影までおこなうサロンもあります。
効率よく短時間で済ませる為に、撮る順番や背景の組み合わせ、小物準備など、下準備もしっかりおこないます。
カメラのお勉強も少々…。
撮影に集中すると腰が痛くなることもありますが、勉強になる楽しい時間です。
発注はぬかりなく!
ジェルやアートパーツなどの発注も忘れてはならないお仕事です。お客様に常に安定して技術を提供できるように、万全な状態を心がけます。
その他もろもろ!
他にも、買い出しに行ったり、売上金の入金やお釣りが足りなくならないように両替に行ったり、細かいお仕事がたくさん。係やシフトによって内容が分担されているサロンも多いです。
複数店舗を持っているサロンでは、他店舗にヘルプに行くこともあるのでなかなか忙しいです。
そして私が過去に働いていた小さなサロンでは、新規のお客様が何を見て来店してくれたのかカルテを見返しながら確認していく媒体チェックも行っていました。
何に広告を出せば一番集客できるのか把握するためにもとても大事な作業です。
多くのサロンではこのような集計作業は機械化されていると思いますが、人力でコツコツ頑張るサロンもあります。
将来自分でお店を持ちたい場合は、どんなに細かい仕事も必ず役立つので率先して覚えていくといいですよ。
現役ネイリストSさんの2日間のスケジュール

<早番の1日>
12時 出勤・オープン準備
13時~ 開店・お客様施術
15時 休憩・仲良しスタッフとランチへ
16時~ 施術・空き時間にチップ制作
&コットンとペーパー補充
21時 道具の片付け・退勤
21時半~ 友達と待ち合わせ♪一杯飲みに♪
<遅番の1日>
13時 出勤・施術開始・空き時間に在庫チェックと発注
16時 休憩・バックルームでお弁当ランチ
17時~ 施術
21時 クローズ作業(売上管理や日報など)
22時 退勤 明日は朝練する為今日はまっすぐ帰ります
ネイリストの良い点・辛い点

ネイリストのお仕事の一番のやりがいは、やっぱりお客様に喜んでもらえること。
近い距離での接客のため、お客様の喜びがダイレクトに伝わってくるんです。
逆に、うまく行かなかったときもまたダイレクトにお客様の感情が伝わってくるので、そこは辛い点。練習と接客力UPの為に努力あるのみですね。
他にも良い点・辛い点たくさんありますので、コチラ(他記事へリンク)を読んでみてくださいね。
ネイリストの仕事、ここが楽しいんです
まとめ
ネイリストのお仕事はやりがいもあり楽しいですが、雑用もかなり多いです。それに加えて、時間外で練習も必要です。体力がないとついていけないお仕事なんです。
会社によっては仕事内容よりも女だらけの縦社会が辛い!!というところもあるようです。
幸い我が社は、横のつながりが強く(研修の同期の存在はとっても心強いっ!)、上司も先輩もお姉さんのような存在で馴染みやすいところが自慢です。
「人間関係で胃が痛い…」というありがちな問題とは無縁で仕事に集中できるのは幸せです。
ネイリストを目指すみなさん、仕事内容を理解して就職するのとしないのとでは、入社後のギャップに大きな差が出ます。
ぜひ参考にしてくださいね。
この記事を書いた人

マネージャー
デザイン担当
講師として、試験官・審査員として幅広く活動。
ネイルデザインでは、経験を活かし採用・教育・広報・新店企画など幅広い業務に携わる。
現在は子育てをしながら、デザイン業務を担当。