【動画あり】2018年秋期ネイリスト検定1級アート「木の実」合格のポイントを解説!
検定試験が近づいてきましたね。一級を受ける皆さん、どのような「木の実」アートにしようか悩んでいる頃ではないでしょうか?
今回は、採点基準や合格に向けてのポイントの解説とともに、アートの動画も公開します!
ぜひ参考にしてみてくだいさいね。

1級合格のポイント
JNECの公式サイトに検定試験の実技採点基準が公開されているのはご存知ですか?試験要項とともに、必ずチェックして練習に臨みましょう!
詳しくはコチラ♪
採点基準
実技ではスタイリング(スクエアオフ)・表面の仕上がり・チップの装着状態など、10項目の内容がそれぞれ5点満点で採点されます。5点の評価は次のとおりで、
5点→良い
4点→合格ライン
3点→合格ラインには少々不足
2点→良くない
1点→悪い
50点満点中38点以上で合格です。
ということは…、オール4点取れれば間違いなく合格。8項目が4点で2項目3点があってもギリギリ合格です。
試験官経験から、イクステンションでの減点が多いです。
もし、表面の仕上がり・厚みの均一性・チップの装着状態の3項目が3点だった場合、どこかで5点を取っておかないと不合格になってしまいます。
おすすめは、「表面の仕上がり(光沢・気泡の状態)」の項目で5点を目指すこと!
他の項目で満点を狙うのは難しいですが、この項目は5点を狙いやすいんです。
とにかくイクステンションの全部の指を一目見ただけでツヤッツヤだとわかるように、ピカッピカに磨きましょう!!
艶を出すためには、180G→スポンジバフ(粗目・細目)→さらに細かいスポンジバフ→シャイナー(両面)を使い、ファイル傷が少しも残らないようにしましょう。
そして、アートでも5点がもらえれば、さらに安心ですよね。
次にアートで5点をもらうためのポイントを説明していきます。
アートの採点チェックポイント
試験官は以下のポイントで採点をします。①テーマに相応しいデザインであり、色彩が豊かでデザインのバランスがとれ細密度が高いこと
→今回のテーマは「木の実」です。
色彩豊かであることがあげられているので、複数色とりいれ、鮮やかに作りましょう。
細かい部分も丁寧に作りましょう。
②必ず3Dアートをメインアートとし、フラットまたはエンボスを組み合わせた仕上がりであること
→木の実は必ず3Dで作りましょう。
〈組み合わせの例〉
3D+エンボス・3D+フラット・3D+エンボス+フラット
エンボスや3Dで作りにくい(時間がかかる)部分にアクリル絵の具を使うのも手ですよ。(動画参照)
アートの減点対象
・ワイヤー(針金)がミクスチュアで覆われていない場合もちろんこれ以外にも完成度が低い場合は点数が低くなるので丁寧につくりましょうね!
アートの失格対象
・アート用にステッカー(アートシール)、ドットペン(マーブルツール)を使用した場合・ネイルアートの図案などを持ち込んだ場合(受験生自身の爪に試験のアートと同一のアートを施している場合を含む)
・手指間違い
・その他規定違反
・事前に1級アート用プレスオンチップにカラー塗布、装飾がある場合
・3Dパーツを持ちこんだ場合
・アート制作にチップスタンドや冶具を使用した場合
・カラーチップ・クリアチップ・ホワイトチップを使用した場合
実技全体におけるタイムオーバーも失格になるので、「アートが終わらなかった」ということが無いように、時間配分をしっかり計画しましょう。
要項に書いてある禁止事項をしっかり頭に入れてのぞみましょうね。
「木の実」アートの作り方
上記の内容をふまえて、木の実アート、作ってみましょう!ポイントもお伝えしますので、後ほど動画で確認してみてくださいね。
手順&ポイント

モデルの指にプレスオンチップを装着し、カラーリングをしておきましょう。
①茶色で枝を描き(アクリル絵の具)、トップコートを塗っておく
→絵の具が完全に乾いてから塗らないとトップコートでよれてしまうので注意です!
②3Dどんぐりをつくる(アクリルパウダー・アクリルリキッド)
→状態の良いミクスチュアを取ることがポイントです。
③3D栗をつくる(アクリルパウダー・アクリルリキッド)
→利き手じゃないほうの手で台紙をくるくる回転させながら作るとラクに形成できます。
④どんぐりの帽子を作る(アクリルパウダー・アクリルリキッド)
→フレンチスカルプの先端を作るように筆先で持ち上げていきます。どうしてもうまくできない場合は、栗を2個作っても良いと思いますよ。(その場合は、少しでも「色彩を豊か(←採点チェックポイントです)」にするために1つ目の栗とは色味を少し変えてみましょう!)
⑤エンボスで枝に実をつけていく(アクリルパウダー2色使用)
→簡単に「色彩を豊か」するために2色同時に筆にとって作っていきます。
⑥エンボスで葉っぱを作る(アクリルパウダー2色使用)
→こちらも2色で作り、さらに「細密度を高く(←採点チェックポイントです)」するために葉脈をいれるとGOODです。
⑦栗の底部分を色づける(アクリル絵の具)
⑧どんぐりの帽子に線をいれる(アクリル絵の具)
⑨どんぐりと栗に光を入れる
⑩チップにクリアミクスチュアを置き、栗とどんぐりを組み立てる
⑪トップコートを塗る
動画で見てみよう♪
実際に作っている動画を見てみてくださいね♪使用道具
今回使った道具をご紹介します。アクリルパウダー
すべてミラージュのパウダーを使用しています。扱いやすくおススメです。
・栗…WBB-10
・どんぐり…CPN-8
・どんぐり帽子…CPN-8とWBB-1を混ぜたもの
・実…WBB-3・WBB-8
・葉…CPN-8・WBS-9
アクリル絵の具
アクリルガッシュ・枝…バーントアンバー
・栗の底…バーントアンバー+白
・どんぐりの帽子の線…バーントアンバー
筆
☆絵の具筆ブルーシュ 407 オーバル
ブルーシュ 701 ラウンド
☆アクリル筆
ネイルデダンス
☆エンボス筆
ブルーシュ 802 デザインオーバル
イクステンションにもアートにも言えることですが、筆のコンディションはとっても大事です。
穂先の整った扱いやすい筆であれば少ないタッチ数でキレイにしあげることができます。
ご自身の筆の状態、チェックしてみてくださいね。
そして、丁寧に大事に使いましょう。
まとめ
いかがでしたか?検定試験は練習あるのみです!今30分かかってしまうアートでも10回練習したら20分にはなるはずです。
ポイントを理解した上でたくさん練習してください。
そして、試験要項と採点基準を読むことで減点や失格を減らすことができますので、3回は読み込んでくださいね。
受験生の皆さんの健闘を祈ります!!
この記事を書いた人

マネージャー
デザイン担当
講師として、試験官・審査員として幅広く活動。
ネイルデザインでは、経験を活かし採用・教育・広報・新店企画など幅広い業務に携わる。
現在は子育てをしながら、デザイン業務を担当。